森の雨音。
昨年に引き続き、第二回目となったカレンの若者(&先生)を招いてのお話会。
平日の夕方に加え、微妙なお天気だったにもかかわらず、私たちもびっくりするくらいたくさんの方に来て頂きました。
ご参加下さった皆さん、ありがとうございました~。(*^-^*)

お話会にあわせ、今年も店主①が気合を入れて床の間を飾りました。
前回よりかなり大人しめ(笑)ですが、イメージはやっぱり“森”だそうです。

ちなみに。
お花を生けていてる籠は今回来て下さった若者たちの村・ヒンラートナイ村に、今年の初めに行った時に頂いてきたもの。(≧∀)b
今回はチケット代わりにこんなカードを用意してみました~。
書いてあるのはカレンのことわざです。

カードの準備良し!スコーンとはちみつの準備も万端!!お客さんもだんだんと集まって来て下さった18時前・・・突然の雨が!?∑( ̄ロ ̄)
でも、そのおかげ(?)で、ちょこっとだけ涼しくなりました。
外から入ってくる風が良い感じになってきたところで、カレンの若者ジッカーさん(左)とムムさん(右)、通訳の先生をお迎えして、お話会がスタート♪♪♪

ジッカーさんは未婚の女性だけが着る白いワンピースを、ムムさんは手織り&草木染めの上着で登場。
ジッカーさんのはお手製なんだとか。素敵~♪
そして。

今年も最初に採蜜の映像から。
村人が軽装備&命綱なしで、ものすご~く高い木に登って行く姿は何度見てもびっくりします・・・。
初めて見たお客さんからは『うわぁ。。。すごいなぁ。』という声も。
採蜜の様子で度肝を抜かれた後は、ちょっと穏やかに(?)ふたりが暮らすヒンラートナイ村のコト、コーヒー栽培やお茶作りの話、循環型焼畑農業について・・・などなど、初めての方には新鮮な、二度目の方にも興味深いお話を聞かせて頂きました。

でも。
昨年の“口達者”な人たちと違い、20代前半の若いふたりは、先生曰く『話したいコトはたくさんあるけど、しゃべりがまだまだ』なので、今回はカレンの人々に伝わることわざや詩、物語を通して、若い彼らに迫ってみました!(ちなみに、昨年の様子はコチラ。)

これはジッカーさんが好きな詩。↑↑↑
『親や先祖がしてきたように森や水を守り、自分たちの暮らし文化をまもっていく。、そして、自分たちもそれを次へとつないでいく。誰かを騙して豊かになっても仕方がない。』
そんな意味が込められた詩は、単に“伝え続けられているもの”ではなく、日々の生活の中で実践され、精神的な支えにもなっているそうです。
これはムムさんが好きな詩。↓↓↓

『人や都会を羨んで生きて行く必要はない。自分たちには大切な村も豊かな自然もある。必要なものはここにある。』
ムムさん曰く『誰かと比べて生きて行くことの虚しさや“足るを知る”ことの大切さ、豊かな森があれば幸せに生きていけることを教えてくれる。』んだそうです。
う~ん、奥が深い。
どちらも独特の節をつけて歌われるそうですが、『歌ってくれませんか?』という会場からのリクエストには、残念ながら『歌えません・・・。』とのコトでした。
理由は『儀式などでは年長者が歌うので、ほとんど歌う機会がない』から。
単に歌うチャンスがないだけなのか、きちんと歌える若者がいないのか・・・答えはやはり後者のようです。

伝統的な村の暮らしを守り、他のカレンの村や他の山岳民の村よりも多くの文化や習慣、昔ながらの考え方が受け継がれているものの、何もせずに次世代へ伝えていける時代ではなくなったようで、自分たちの言葉は話せるけれど、文字が書けなかったり、古くから伝わることわざや詩を知ってはいるけれど、ちゃんとは歌えない・・・そんな若者が増えてきているそうです。
ふたりのお話から、自分たちの村や家族、文化を大切にし、豊かな森に囲まれた生活に誇りを持っているというコトがひしひしと伝わってきました。
だからこそ、村の若い世代が自分たちの文字が書けなかったり、儀式で歌われる詩が歌えなかったり、上の世代から受け継いで来たものが少しずつ薄れて行ってしまっている・・・という現状を直視しつつも、出来る限りの努力をしていこうという姿に、若者としての葛藤と“次”を担っていくんだという責任感が見えたような気がします。
今回も、参加して下さった皆さんそれぞれに感じるところや聞いてみたいコトがたくさんあったようで、質疑応答の時間は予定を越えて盛り上がりました。
店主②としては、昨年とは全く違う側面からカレンの人々のコトを知る、とっても貴重で素敵なお話会になったなぁ~、と思っています。
また、ジッカーさんやムムさんにとっても、私たちが投げかけた感想や疑問から“自分たちを再認識する場”になったみたいで、『色々考えるコトが出来る機会だった。』と言って頂きました。
相互に良い刺激と新しい考え方を得られる、そんな場になってたかなぁ~??(*^-^*)
お話会終了後、チケット代わりにお渡ししたカードにカレン文字でそのことわざを書いてもらいました♪

来て下さったおひとりおひとりと直接話してもらえる機会だったので、一応『希望される方どうぞ~。』てな感じだったのですが、最終的には、皆さん『書いてほしい!!』となり、なんだかちょっとしたアイドルのサイン会のようでした。(笑)
カレン文字がスラスラ書けるジッカーさん(上)に対して、苦手なムムさん(下&日本語)。

先生やジッカーさんに『あんたもしっかり書けるようになりなさい!』と言われてはりました。(^-^;)
頑張れムムさん!!
その後、ムーレックで懇親会をしましたが、たくさんの方が残ってくださり、話は弾みに弾みまくって!夜遅くまで楽しい時間が続きました。
参加して下さった皆さん、そして、一品を持ち寄ってくださった皆さん、本当にありがとうございました。
カレンの人のお話は、聞けば聞くほど、知れば知るほど、もっともっと聞きたいコトや知りたいコトが増えて行きます!
今回はお店のキャパ上お断りしてしまった方もいるので、是非ぜひ第3回目も出来たらいいなぁ~、と終わったしりから思ってます♪♪♪(≧∀)b
ジッカーさん、ムムさん、先生、長い時間ありがとうございました。
さて。
今年も貴重なはちみつを、たくさんではありませんが持って来て頂きました。

『去年食べてファンになりました。』という方、『やっぱりもう一本欲しい。。。』という方、『はちみつ大好き!』という方はぜひ!
もちろん、それ以外の方もお待ちしております。
パッケージには“何メートルの木から採蜜したか”という表示もあります。
彼らがどれだけ高い木からはちみつを採ってるのか、というコトに想いを馳せつつ、味わってみて下さい。

採蜜の様子が分かる映像(約5分)も見て頂けますので、お気軽にお声掛け下さい。
すごいです!(≧∀≦)
※今年の分は採蜜した日にちや場所で細かく分かれているため試食はありません。悪しからず~。

ヒンラートナイ村の森で育ったお茶とはちみつ、そしてはちみつの味が引き立つくるみパンのセット“カレンの森セット”もご用意しています。こちらもどうぞ~。
今回も、チラシを見てたまたま来て下さった方やMuelekの常連さんにご近所さん・・・と顔ぶれもバラエティーに溢れ、聞きたいコトや疑問に思うポイント、掘り下げてみたい話題もバラバラでしたが、そんな私たちをカレンの森からやって来た若者がふんわりと結び付けてくれたような気がします。

『森は色んなものを生み出してつないでいく中心なんですよ。』
昨年来て下さった“口達者”な人たちがゆうてはった言葉が、雨音と一緒に“すと~ん”と落ちてきたような気がした梅雨の一日でした。
店主二。
平日の夕方に加え、微妙なお天気だったにもかかわらず、私たちもびっくりするくらいたくさんの方に来て頂きました。
ご参加下さった皆さん、ありがとうございました~。(*^-^*)

お話会にあわせ、今年も店主①が気合を入れて床の間を飾りました。
前回よりかなり大人しめ(笑)ですが、イメージはやっぱり“森”だそうです。

ちなみに。
お花を生けていてる籠は今回来て下さった若者たちの村・ヒンラートナイ村に、今年の初めに行った時に頂いてきたもの。(≧∀)b
今回はチケット代わりにこんなカードを用意してみました~。
書いてあるのはカレンのことわざです。

カードの準備良し!スコーンとはちみつの準備も万端!!お客さんもだんだんと集まって来て下さった18時前・・・突然の雨が!?∑( ̄ロ ̄)
でも、そのおかげ(?)で、ちょこっとだけ涼しくなりました。
外から入ってくる風が良い感じになってきたところで、カレンの若者ジッカーさん(左)とムムさん(右)、通訳の先生をお迎えして、お話会がスタート♪♪♪

ジッカーさんは未婚の女性だけが着る白いワンピースを、ムムさんは手織り&草木染めの上着で登場。
ジッカーさんのはお手製なんだとか。素敵~♪
そして。

今年も最初に採蜜の映像から。
村人が軽装備&命綱なしで、ものすご~く高い木に登って行く姿は何度見てもびっくりします・・・。
初めて見たお客さんからは『うわぁ。。。すごいなぁ。』という声も。
採蜜の様子で度肝を抜かれた後は、ちょっと穏やかに(?)ふたりが暮らすヒンラートナイ村のコト、コーヒー栽培やお茶作りの話、循環型焼畑農業について・・・などなど、初めての方には新鮮な、二度目の方にも興味深いお話を聞かせて頂きました。

でも。
昨年の“口達者”な人たちと違い、20代前半の若いふたりは、先生曰く『話したいコトはたくさんあるけど、しゃべりがまだまだ』なので、今回はカレンの人々に伝わることわざや詩、物語を通して、若い彼らに迫ってみました!(ちなみに、昨年の様子はコチラ。)

これはジッカーさんが好きな詩。↑↑↑
『親や先祖がしてきたように森や水を守り、自分たちの暮らし文化をまもっていく。、そして、自分たちもそれを次へとつないでいく。誰かを騙して豊かになっても仕方がない。』
そんな意味が込められた詩は、単に“伝え続けられているもの”ではなく、日々の生活の中で実践され、精神的な支えにもなっているそうです。
これはムムさんが好きな詩。↓↓↓

『人や都会を羨んで生きて行く必要はない。自分たちには大切な村も豊かな自然もある。必要なものはここにある。』
ムムさん曰く『誰かと比べて生きて行くことの虚しさや“足るを知る”ことの大切さ、豊かな森があれば幸せに生きていけることを教えてくれる。』んだそうです。
う~ん、奥が深い。
どちらも独特の節をつけて歌われるそうですが、『歌ってくれませんか?』という会場からのリクエストには、残念ながら『歌えません・・・。』とのコトでした。
理由は『儀式などでは年長者が歌うので、ほとんど歌う機会がない』から。
単に歌うチャンスがないだけなのか、きちんと歌える若者がいないのか・・・答えはやはり後者のようです。

伝統的な村の暮らしを守り、他のカレンの村や他の山岳民の村よりも多くの文化や習慣、昔ながらの考え方が受け継がれているものの、何もせずに次世代へ伝えていける時代ではなくなったようで、自分たちの言葉は話せるけれど、文字が書けなかったり、古くから伝わることわざや詩を知ってはいるけれど、ちゃんとは歌えない・・・そんな若者が増えてきているそうです。
ふたりのお話から、自分たちの村や家族、文化を大切にし、豊かな森に囲まれた生活に誇りを持っているというコトがひしひしと伝わってきました。
だからこそ、村の若い世代が自分たちの文字が書けなかったり、儀式で歌われる詩が歌えなかったり、上の世代から受け継いで来たものが少しずつ薄れて行ってしまっている・・・という現状を直視しつつも、出来る限りの努力をしていこうという姿に、若者としての葛藤と“次”を担っていくんだという責任感が見えたような気がします。
今回も、参加して下さった皆さんそれぞれに感じるところや聞いてみたいコトがたくさんあったようで、質疑応答の時間は予定を越えて盛り上がりました。
店主②としては、昨年とは全く違う側面からカレンの人々のコトを知る、とっても貴重で素敵なお話会になったなぁ~、と思っています。
また、ジッカーさんやムムさんにとっても、私たちが投げかけた感想や疑問から“自分たちを再認識する場”になったみたいで、『色々考えるコトが出来る機会だった。』と言って頂きました。
相互に良い刺激と新しい考え方を得られる、そんな場になってたかなぁ~??(*^-^*)
お話会終了後、チケット代わりにお渡ししたカードにカレン文字でそのことわざを書いてもらいました♪

来て下さったおひとりおひとりと直接話してもらえる機会だったので、一応『希望される方どうぞ~。』てな感じだったのですが、最終的には、皆さん『書いてほしい!!』となり、なんだかちょっとしたアイドルのサイン会のようでした。(笑)
カレン文字がスラスラ書けるジッカーさん(上)に対して、苦手なムムさん(下&日本語)。

先生やジッカーさんに『あんたもしっかり書けるようになりなさい!』と言われてはりました。(^-^;)
頑張れムムさん!!
その後、ムーレックで懇親会をしましたが、たくさんの方が残ってくださり、話は弾みに弾みまくって!夜遅くまで楽しい時間が続きました。
参加して下さった皆さん、そして、一品を持ち寄ってくださった皆さん、本当にありがとうございました。
カレンの人のお話は、聞けば聞くほど、知れば知るほど、もっともっと聞きたいコトや知りたいコトが増えて行きます!
今回はお店のキャパ上お断りしてしまった方もいるので、是非ぜひ第3回目も出来たらいいなぁ~、と終わったしりから思ってます♪♪♪(≧∀)b
ジッカーさん、ムムさん、先生、長い時間ありがとうございました。
さて。
今年も貴重なはちみつを、たくさんではありませんが持って来て頂きました。

『去年食べてファンになりました。』という方、『やっぱりもう一本欲しい。。。』という方、『はちみつ大好き!』という方はぜひ!
もちろん、それ以外の方もお待ちしております。
パッケージには“何メートルの木から採蜜したか”という表示もあります。
彼らがどれだけ高い木からはちみつを採ってるのか、というコトに想いを馳せつつ、味わってみて下さい。

採蜜の様子が分かる映像(約5分)も見て頂けますので、お気軽にお声掛け下さい。
すごいです!(≧∀≦)
※今年の分は採蜜した日にちや場所で細かく分かれているため試食はありません。悪しからず~。

ヒンラートナイ村の森で育ったお茶とはちみつ、そしてはちみつの味が引き立つくるみパンのセット“カレンの森セット”もご用意しています。こちらもどうぞ~。
今回も、チラシを見てたまたま来て下さった方やMuelekの常連さんにご近所さん・・・と顔ぶれもバラエティーに溢れ、聞きたいコトや疑問に思うポイント、掘り下げてみたい話題もバラバラでしたが、そんな私たちをカレンの森からやって来た若者がふんわりと結び付けてくれたような気がします。

『森は色んなものを生み出してつないでいく中心なんですよ。』
昨年来て下さった“口達者”な人たちがゆうてはった言葉が、雨音と一緒に“すと~ん”と落ちてきたような気がした梅雨の一日でした。
店主二。
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