Muelekの“支援”のかたち。

桜シーズンの賑わいもやっとこさ落ち着いてきましたねぇ。(^-^;)
皆さんはどこで花見を楽しまはりましたか~?
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店主②の今年のベストショットはこれです。(≧∀)b



さて。
先日、“ムーレックで考える被災地支援~エネルギーのアシタとアタシ~”が無事終了しました。
被災地へ足を運べなくても、直接支援に関わる機会が持てなくても、“考える”というコトがひとつの支援の形に成り得るのではないだろうか?という想いから、不定期ですが、コツコツと続けているこの企画。
今年は、東日本大震災、そして福島第一原発事故から6年。『あの日』は私たちの何を変え、何を変えなかったのか。『今』を生きる一人ひとり<アタシ>のリアルをつなげながら、未来<アシタ>のかたちを考えてみよう、をテーマに開催しました。
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原発事故直後、原発やエネルギーに対する問題意識や関心は高まっていたはずなのに、6年経った今、それがゆっくりと、でも確実に薄れていっているような気がしてなりません。それってなんでなんやろう?そうならん為に、出来るコトってなんやろう??答えが出るようで出ない、でもやっぱりちゃんと考えたい。そんな、なんとも言えない『もやぁ~』っとした胸の内を皆さんとシェア出来たらいいなぁ、というのがそもそもの出発点となっています。

エネルギーに対するひとつの選択肢として、今回“ソーラーシェアリング”を取り上げました。
ソーラーシェアリングとは、農業用地に柱を立てて、その上の空間に太陽光パネルなどの発電設備を設置して、農業と発電事業を同時に行う、という取り組みのコト。
だだっ広い土地にバーンと太陽光パネルが置いてあるのではなく、小さな土地でも一定の電気を作り出すことが出来、大規模な発電所に頼らなくても、エネルギーを生み出し、エネルギーの地産地消にもつながっていく可能性を秘める面白い方法です。 (残念ながら、京都ではまだ稼働している所はないそうな。)
・・・と、言葉で説明されてもイメージし難いので、福島県でソーラーシェアリングによる電力会社を立ち上げ、運営してはる飯舘電力を取材した映像(インターネットテレビ局・きぼうチャンネルより。)を冒頭に見てもらいました。



そして、今回のトークゲストには参議院議員の福山哲郎さんに来ていただきました。
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国会や討論番組で、どんな問題に対しても深く、鋭く切り込んではる福山さんですが、ご本人が『環境問題に取り組みたくて政治家になった』と言わはるように、議員にならはる前から長く環境問題や再生可能エネルギーについて取り組んではります。

なので、原発事故から6年経った現在を、『あの日』を経験した私たちの一人として、政治家としてどう感じてはるのか、また再生可能エネルギーの現状・展望などについて話をしてもらえたらなぁ、と思ってました。



んが・・・そこはやっぱり元内閣官房副長官。
『あの日』は避けて通れない!?というコトか、大半は原発事故直後とその関連の話になりました。
そもそも、福山さんに今回のゲストに来ていただきたいと思ったきっかけは、映画“太陽の蓋”(ご興味のある方はコチラ。)を見て、『その後』の6年、そして、これからのコトを一緒に考えられる場が持てたらいいな、と思ったからです。
映画には、ご本人も各所でゆうたはるようですが、事故後の混乱の様子がかなり詳しく描かれていて、福山さん含め、その時に官邸にいた人たちが抱いた葛藤や焦燥感、怒り、苦しみ、その他もろもろの感情がリアルに映画の中に落とし込まれているようなので、関心がないわけでもないですが、映画を見ていた店主②は『その話は聞いてる(見てる?)ので、もうちょっと違う話を。。。』と思ってしまったのが正直なところ。(^-^;)
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でも、もちろん映画を見てない方もいてはったので、『その時の話を福山さんの口から聞けて色んなコトがよく分かった。』という声もあり、それはそれでやっぱり話してもらって良かったなぁ、とも。



後半、かなり駆け足ではありましたが、福山さんが考える持続可能な将来に向けてのエネルギーのあり方や、そこに関わる政治の話、再生可能エネルギーを取り巻く現状、将来性、脱原発は可能なのか・・・などなど、希望を感じていいような、手放しでは安心したらあかんような・・・色んな意味で、また悶々としてしまうお話も聞けました。
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色々苦労は多そうですが、政治家であるから出来るコト、福山さんだから出来るコトを気張ってやって欲しいなぁ、と思います。
そして、私たちは自分に何が出来るのか・・・というコトを考え続けてかなあかんなぁ~、という気になりました、はい。



質疑応答の際も、参加者の皆さんの興味がそれぞれ違うのと、福山さんに言いたいコト、聞いて欲しいコトもそれぞれだったので、話があっち行ったりこっち行ったり・・・となかなかややこしいコトになってましたが(笑)、丁寧に答えてくれはった福山さん。
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お忙しい中、どうもありがとうございました。



さてさて。
福山さんが帰られた後半は、参加者の皆さんとの“もやっとトーク”。
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近くからもめっちゃ遠くからも、絵描きさんもいてはれば、家事のエキスパートや農業してはる方、元学校の先生に元新聞記者さん、ご近所のご店主さんやフリージャーナリストさん、そして、福島県から自主避難して来てはる方まで、本当に色んな方々に集まっていただき、ざっくばらんに、それぞれの方が『今』思っていることを話してもらいました。



福山さんの話を受けて、『なんで政治家は難しい話をより分からんようにしか喋らへんのやろ?まあ、学者はもっと分からん話しかせえへんけど。』という方もいはれば、『政治家って、思ってたよりも普通の人。なんか“あ、こんな普通な人が政治やってるんやぁ。”というコトにいい意味でびっくりした。』という方も。
原発事故直後、“すぐに人体に影響が出るというわけではない”というニュースが広がる中、海外に住んではる子どもさんの『危ないから日本に帰るのやめる。』という言葉を聞いて、大きな認識のズレに衝撃を受けた、という話をして下さった方。
“原発安全神話”を信じて、それを人に伝えてきた、という方。
再生可能エネルギーと自治について話される方。
原発のことだけでなく、『私たちはついつい“賢い上の人”たちがちゃんと考えて、“正しい方向”へ導いてくれるんだ、と思いがちだけどそうじゃない、ということに気づかないと。』と話される方。
ソーラーシェアリングのことを、システムや費用の面も含めてもっと聞きたかったし、勉強していきたい、という方。

ある方は、『原発や政治、それ以外の話でも、“難しい話”を難しいレベルのまま話されると、付いて行けなくて、一歩引いてしまい、なかなかそこから“じゃあ、また話そうか”という方向には行かない。』とゆうてはりました。
確かに、“難しい話”をする時って、往々にして数字や専門用語を並べて“高いレベル”で話しているような気になってしまいがちかも・・・。
『付いて行けない。』からとゆうて、その人は何も考えてないわけじゃないし、そのコトに対して“え?なんで??そんなん普通でしょ?”とゆうのは何か違う。常に誰もが分かる言葉で話し合うべき!とは思わないものの、同じ話をしたいと思っている人がいる時に、相手に伝わらない言葉や数字を並べ立てても意味がないな、と考えさせられる話でした。
言葉って、ホントに難しくて厄介だわ・・・。(^-^;)


言葉は難しい・・・と言えば。
原発事故後の福島や、キューバでのチェルノブイリ事故被害者の受け入れなどを取材されているフリージャーナリストの方が、『“原発を止める”というような大事をやってのけるには、ある意味で独裁者が必要なのかも。』という話をされていて・・・このご時世なので、一瞬ドキッとしましたが、よくよく話を聞いてみると、脱原発や再生可能エネルギーの普及が進まない現実に対する苛立ちと、今の政治情勢に対する強烈な皮肉というか、アンチテーゼなんだなぁ、というコトがよく分かりました。
言葉尻だけを捕らえると、『この人なにゆうてはんにゃろ・・・。』と、なってしまいそうですが・・・皆さん、話の真意を汲んで、きちんと議論に結び付けてくれたはったので良かったです。
ついつい言葉の上っ面だけを撫でて、分かったような、理解したような気になってしまうコトもある自分へ自戒も込めて・・・いいお話でした。はい。


いや、もうかなり自由に話してもらった結果・・・共感できる話もあれば、ストンと来ない考えもあったり、もやっとした気持ちが晴れたり、さらにもやや~としてみたり。。。
今回参加して下さった皆さんが、それぞれにどんな感想を持ってくれはったのか・・・というのは気になるところです。
『良かったぁ。』という方もいらっしゃれば、『なんなん、あの話。』と思った方もいらっしゃったかも。
でも、年齢や立場、バックグラウンドがバラバラな方々が集まって下さったからこそ、いろんな話が聞けたし、出来たんだと思います。
意見が合う人たちだけで話す、、心が通じる心地良いところで考える以上のものが得られたんじゃないかな、と。
皆さんに、自分が今いる所から自分の“今”の想いを話してもらえたコト、そして、その想いを参加して下さった皆さんがそれぞれに受け取って下さったコト、Muelekがそういう場になれたコト・・・本当に良い一日になりました。
話したり、考えたりするのはこの日一日のコトではないので、また色んな話をしに皆さんが来て下さると嬉しいです。(*^-^*)
出来れば、この話し合いを福山さんに聞いて欲しかったなぁ~。。。




最後に。
店主②が一番印象に残ったのは、福島から京都へ自主避難をされていて、もうすぐ福島へ帰られる方が『起こってしまったものはある意味で仕方ない。だから、私はどんな状況でも覚悟を決めて自分の家に帰ろうと思っている。仕方ないから、あきらめたから、そう決めたんじゃなくて、何もあきらめずに帰るんです。でも、京都はとってもいいところだから、“世界の京都”だから、いつまでもいいところであるように、不安なことは出来るだけ取り除いて欲しいと思う。こんな思いはね、私たちだけで十分だから。』と、話してくれはったコトです。

よく冗談で『京都は世界の中心ですから~♪』とかゆうてますが、そんなことゆうてるのがアホらしくなるくらい、ガンっと突き刺さる言葉で、それに対して何を言えば良いんやろう・・・と、言葉も胸も詰まりました。
店主②の中にまだ返せる言葉は見つかりませんが、『こんな風に皆さんが真剣に話したり考えたりしてくれることが嬉しい。続けてね。』と、言ってもらったので、またゆっくりとではありますが、Muelekのペースで続けていこうと思います。
考えるコトをやめない、想うことをやめない、それもひとつの支援であると、意味があるものだ、と信じて。




店主二。
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参加した人のブログを見て、ちょっと気になるところがあってホームページからこちらのブログを見ました。
読んで、拍子抜けというか、店主さんの丁寧な書き方に、先に読んだ方で全てを判断してしまった自分が少し恥ずかしくなりました。(反省)
自分がその場にいたらどんなことを考えられたのかな、と羨ましく思いました。
一度お店にお伺いしたいです。

Re: タイトルなし

カエルさま。
コメントありがとうございます。
色んな方のさまざまな意見に触れるコトができて、私たちもとても良かったと思います。
またよろしければ遊びにいらして下さい。
お待ちしてます~♪
プロフィール

mue*lek

Author:mue*lek
ムーレック“のんびり、ちょっぴり、世界とつながる”をコンセプトに、アジアを主とする世界の子ども支援を目的とした、町屋スタイルのカフェ&雑貨ショップです。

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